イベント情報

企業と学生が“本音”で語り合う――DEARサミット(ともに学ぶ会版)開催レポート

ともに学ぶ会に参画する企業8社による学生相談会
京都大学DIINセンターと共同で実施

全体説明の様子

 

  • サポセンとして2回目のDEARサミットです
  • 就職活動とは違い、本音の対話をしました
  • 多くの学生と企業が出会うことで、お互いに様々な気づきが生まれました
  • 9大学10名の学生と企業8社が参加
  • 一人あたり3社と個別相談を実施

 

12月13日(土)、本年6月に引き続き、DEARサミット(ともに学ぶ会版)を開催しました。DEARサミットの主旨等は7月14日掲載のレポートを参照ください。
今回は、京都ジョブパーク障害者雇用企業サポートセンターが「雇用実践プログラム ともに学ぶ会※1」の活動として、「京都大学DIINセンター※2」と共催実施しました。

企業担当者の挨拶

当日は、各大学に在籍(新卒含む)する障害のある学生10名が参加し、自分自身がこれからの社会進出を考えていくにあたって、各企業や人事担当者の考え方や実態を把握したり、就職活動に向けての準備を考えたりする機会としました。参加企業8社にとっても、採用面談とは異なり本音の意見交換を学生とすることで様々な発見があったことと思います。

※1)雇用実践プログラム ともに学ぶ会
京滋地区を中心として発達障害のある学生の新たな採用のあり方にチャレンジする企業の集まり。10企業、4支援機関等により構成。

※2)京都大学 ディスアビリティ・インクルージョンセンター(DIINセンター)
2025年4月に京都大学 学生総合支援機構の附属センターとして設置。障害分野について、地域社会におけるネットワークの構築や各種のプロジェクトを実施。

当日のプログラムと参加者アンケートは以下に掲載の通りです。
アンケート結果にもあるように、今回の機会も学生・企業双方にとって大変有意義であったと評価しています。多くの学生と企業が出会うことでお互いの様々な気づきが生まれます。それらを将来の多様なマッチングへ役立てていきたいと考えます。

<プログラム>
・日時:2025年12月13日(土) 13:30~16:45
・場所:大谷大学
 
13:30~ オープニング(開始の挨拶、趣旨説明、相談企業紹介)
14:00~ 個別セッション(学生と企業の個別相談) 30分×4回
16:30~ クロージング(まとめ、アンケート回答)

○参加企業
オープン工業株式会社、ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社、マルホ発條工業株式会社、綾羽株式会社、株式会社椿本チエイン、三洋化成工業株式会社、第一工業製薬株式会社、日新電機株式会社

○参加学生(新卒含む)の在籍大学
京都大学、京都産業大学、京都精華大学、京都先端科学大学、滋賀県立大学、総合学園ヒューマンアカデミー京都校、同志社女子大学、立命館大学、佛教大学

 

— 参加者アンケート結果 —

○学生アンケートより
(全体として)
一対一で企業担当者と話しできる貴重な機会で、採用のプレッシャーがなく比較的リラックスして参加することができた、と評価していただきました。
・相談内容について、参加者の74%が「大変満足」、「満足」と評価しました。
・相談時間の長さ(30分/回)について、参加者の62%が「ちょうど良い」という意見でした。
・いろいろな悩みを聞いてもらい、企業の考えを知ったことで、多くの気づきがあったようです。
・DEARサミットの狙いを十分に伝えきれずに参加されたケースがあったことは反省です。

(個別の意見)
■参加した感想や特に印象に残った内容
・企業担当者が真摯に耳を傾け応えてくれて素直にとても嬉しかった。
・悩みを伝えられてよかった。自分自身でも改善していきたい。
・企業が障害や障害者雇用に対してどのように考えているかを感じることができた。
・企業側も試行錯誤しながら取り組んでいたことが分かった。
・企業によって受け入れ態勢に違いがあることが分かった。
・「何ができないかではなく何ができるかが大切。できることに目を向けてください」という企業担当者からのメッセージは、「何で活躍できるのか」という自分の価値だと思った。
・関心がある企業と事業展開など具体的な事を話せたことが良かった。

■今日の経験を在学中や卒業後に、どのように活かしていくか
・自己理解や今後の就活に活かしたい。
・就活に向けて、今回得たヒントを元に支援者と相談しようと思う。
・企業がどういったところを求めているかが知れたので、その前提で進めていこうと思った。
・これからは、自分には何ができるのか、採用担当者が知りたい情報になっているのかを意識した自己分析・自己PRをしたい。
・障害特性による弱みに目を向けてネガティブになりすぎず、強みに自信を持つ方が良いとのアドバイスを就活に活かしていきたい。
・在学中にもっと会社の方と雇用形態について話していきたい。

○企業アンケートより
(全体として)
・参加者の78%が「大変満足」「満足」と評価し、相談できる環境を整えることが大切であると再認識された。
・相談時間の長さ(30分/回)について、「ちょうど良い」が89%でした。

(個別の意見)
■総合的な感想
・学生との出会いの場があって、学びになった。
・障害のある方と就職について話し合うよい機会になった。
・障がいのある方ひとりひとりから、個性や強み弱みを知ることができた。
・自分の内側で起きていることを言語化してくださり勉強になった。
・障害のある方の視点から見た企業側の問題を知ることができた。
・私自身初めて接することになったが、価値観が大きく変わるきっかけとなった。
・何かしらの役に立てたのではないかという効力感があった。

■特に印象に残ったこと
・障害のある方々のなんとかしたいという思いの強さを感じた。
・就職活動に対して自信がなく不安に思っている学生が多いことが分かった。新卒の障害者の採用ができていないことについて、改めて課題と感じた。
・ひとりひとり個性の違い、配慮すべきことの違いについて学ぶことができた。
・学生が抱えている不安は解決できるものが多いと感じた。
・人によって就職に関する考えが異なることが印象的だった。不安なことや期待していることなど、会社としてできることを考えたい。
・情報不足による障害者雇用へのイメージや、就職活動への怖さがあったと感じた。もっと、情報を獲得できれば、堂々と自信を持って就職活動できるのではないかと思った。
・これまでの社会生活や学校生活の影響かも知れませんが、ネガティブな姿勢が目立ち、ポジティブに捉えることをお伝えすると少し目の色が変わったようだった。